2019年は移動しながら仕事をする「ノマドワーカー」に挑戦しました。結果的に、拠点にしている北海道に半分もいない生活です。
そんな私が、この1年間で様々な体験をしていきました。
キラキラした生活をイメージされやすいノマドワーカーですが、現実はもっと泥臭い生活です。今回はそんなノマドワーカーのメリット・デメリット、現実を解説します。
目次
ノマドワーカーとは
そもそもNomad(ノマド)とは「遊牧民」を示す言葉です。
ノマド(nomad)は、英語で「遊牧民」の意味。近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として定着した。このような働き方をノマドワーキング、こうした働き方をする人をノマドワーカーなどと呼ぶ。
コトバンク
フリーランス=ノマドワーカーと思われがちですが、フリーランスの人全てが移動しながらは垂らしているわけではありません。
自由に移動をしながら働くことを実現しているのが、ノマドワーカーという存在です。「働く場所の制約がない」という点が重要になってきます。
最近ではインターネットとパソコンさえあれば、仕事ができる職種も出てきてノマドワーカーの数も増えてきました。
ノマドワーカーの持ち物
ノマドワーカーの持ち物はそこまで多くありません。むしろ、多いと移動生活は厳しいので出来るだけものは減らすようにしましょう。
仕事の持ち物と生活の持ち物さえあれば生きていけるので、その両方を解説します。
仕事の持ち物
- パソコン
- 充電器
- Wi-Fi
この3つが揃っていれば、仕事はできます。もちろん、業種によってはカメラが必要だったり、ipadが必要だったりします。
ただ、最低限この3つがあればどこでも仕事は可能です。この中でも、「Wi-Fi」が重要です。
個人でポケットWi-Fiを契約している人は良いのですが、カフェなどのWi-Fiを使用する人はノマドワークをする度にコストがかかります。
また、海外では国内で契約したポケットWi-Fiは使用できないので、海外でのWi-Fi事情について知っておかなければいけません。
国によっては、Wi-Fiの電波が弱い可能性もあるので、全然仕事が進まないなんてことも。。。
生活の持ち物
- 衣類
- お金に関連するもの
など、が基本的に必要です。
正直、生活に関連するものは減らすことが可能です。衣類やシャンプー、リンスは現地調達をしたり、ゲストハウスにあるものを使用して、荷物を減らしましょう。
お金に関しては、基本的にクレジットカードやアプリでの決済がオススメです。日本ではそこまで困りませんが、海外に行った際に外貨への両替やATMでの引き落としにもかかる手数料が大きいです。
コストを削減するためにも、キャッシュレス決済を活用しましょう。
ノマドワーカーのメリット
場所と時間にとらわれずに仕事ができる
会社員は就業時間が決まっており、朝早くに起きて夜遅くに自宅に帰ることになります。
プライベートも会社の予定によって決めなければいけないですが、ノマドワーカーはそういった点、自由です。
自分で仕事時間や仕事場所を決めてお仕事をすることができます。休みも人員などを気にせず設定できるので、休みたい時に休めます。
仕事場所を自由に決めることができるので、海外に行って仕事をする人もいます。
仕事のペースを自分で決められる
仕事のペースをある程度、自分で決定できるのもメリットです。もちろん、納期などは存在しますが、働く時間は自分次第です。
夜型の人は夜に仕事をできますし、朝方の人は朝から仕事をすることができます。
通勤という概念がない
毎朝、同じ時間に同じ場所に行くというルーティンは存在しません。通勤ラッシュに巻き込まれることもないので、仕事をやらされている感は一切ありません。
自分で選択して、仕事を行うのでストレスもゼロです。
ノマドワーカーのデメリット
自律する心持ちが大事
仕事の進度や収入まで、自分の行動で決まります。周りには同僚もいませんし、自分で自分を叱咤激励して仕事を進めていきます。
落ち込んだりすることもありますが、そこで仕事の手を止めてしまうと大変なことになります。
モチベーションを維持しながら、仕事を続けなければいけないため、自分を追い込んでしまう人も多いです。
ノマドワーカーは孤独
会社員は同僚や上司がいるので、安心感があります。しかし、ノマドワーカーにそういった繋がりはありません。
思ったより寂しい思いをする人も多いので、出来るだけコミュニティに所属しておくことをオススメします。
現在はオンラインサロンなど、オンラインで所属できるコミュニティも増えています。
志が近い人といるだけでも寂しくは無くなりますし、切磋琢磨できる環境に加入できます。
税理や保険関係も自分で手続きする
会社員時代は経験しなかった税理や保険関連の手続きも自分でしなければいけません。備品関連や営業、手続きなどは自分でやる必要があります。
自分の仕事に専念できるかと思いきや、雑務業務も多いので注意が必要です。
あらゆる業務が自己責任であるデメリットはあるので、自分で自分の身の周りのことを終わらせる責任感は重要なポイントと言えるでしょう。
ノマドワークをする上で気をつけておきたいこと
「ノマドワーカー」という響きをみて、どこでも自由に生活ができると考える人は多いです。
しかし、自分なりに仕事をするリズムや収入の柱を作っておかないと、ノマドワーカーの生活はあっという間に破綻します。
特に海外で生活したいとノマドワーカーになり、海外移住をする人が多いですが、海外でノマドワークをしても観光する暇はなかなか取れません。
むしろ、観光しすぎると仕事をする時間がなくなり、お金が尽きてしまうことも。。。
もし、ノマドワーカーを目指すのであれば、自分がしている仕事に熱中していて、どこでもその仕事をしたい人が良いのではないかと思います。
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